お客様インタビュー THK株式会社 谷さま

カーテンだと暗くなるし、網入りガラスには他社フィルムでは対応できず、それでIQueに行き着きました。

【THK株式会社】
THK株式会社様は、機械要素部品メーカーです。レール上を移動する可動部品や可動ねじなどを主力製品として、製造機械や自動車の部品に採用されています。 加えて、ビル等の大規模建物や一般戸建て向けの免震機構も開発しておられます。今回、THK株式会社様の三重工場にIQueフィルムの施工をさせて頂き、担当して下さいました谷様にお話をお伺いしました。

【施工場所】
THK株式会社三重工場(フィルムタイプ:IQue68P)
<目 次>
  1. 東北の震災による影響
  2. 室内の明るさを失わずに、でも断熱はしっかり
  3. 10年間の長期保証
  4. 施工後の感想と今後について
1.東北の震災による影響
― 本日はよろしくお願いします。まず、御社でも様々な環境への取り組みをしておられますが、窓の断熱対策を
      するきっかけをお聞かせください。
谷さま:
きっかけは東北の震災の影響ですね。関東方面は15%節電するようにとの国からの要請がありました。 そこで本社から最低でも5%下げるようにとの指示がありました。 そこでまず1階はグリーンカーテンを採用しました。 またさらなる節電効果を考えていました。




2.室内の明るさを失わずに、でも断熱はしっかり
― グリーンカーテンも実施されたんですね。
      窓の断熱対策は他にも方法がありますがなぜ断熱フィルムを選ばれたんですか。
谷さま:
最初は断熱塗料や遮熱カーテンを考えたんのですが、さほど効果がなさそうだと思いました。 もともとブラインドが付いてるから、窓間の空気層である程度の遮熱もしてると思うけど、そこに断熱フィルムを張ることでさらに遮熱効果が期待できるんじゃないかと思いました。
もう一つ大切な点は暗くなるのが嫌だったんです。うちは窓の開口部が結構大きいからカーテンだと暗くなってしまうんですよね。






― なるほど、自然光が入らないと従業員の皆さんの気分も暗くなってしまいますからね。
      では、断熱フィルムは谷さまの期待に応えられましたか。
谷さま:
そうですね。僕が求めたのは室内の明るさを失わずにでも断熱はしっかりというものでした。
それで、体感機を用いてフィルムを貼ってあるガラスと貼ってないガラスではどれくらい温度が違うのかとか、実際のフィルムのサンプルを見させてもらいました。 求めてた遮熱効果とフィルムの透明度は実際に見てみないと分からないですからね。もちろんIQue以外のフィルムもいくつか検討しました。 どのフィルムも自分の求めていたものよりも高かったですね。






3.10年間の長期保証
― 何社か検討されたんですね。ではいくつかのメーカーからIQueを選ばれたのはどうしてですか。
谷さま:
THK様会社建物外観
今回採用されたIQue68P ゴールド調に上品に輝く
選定理由の一つは保証内容かな。 やはり会社としては初期投資がかかるから総合的な判断が求められるんです。他社メーカーの場合、保証期間が5年のところが多かったけど、IQueの場合10年の保証が付いています。 これは会社として大きなメリットですね。だって、もし保証期間が過ぎて剥がれてきた時にまたフィルムを貼るか考えたら貼らないでしょうからね。 それだったら他より多少高くても貼る価値があるのではと考えたんです。ちょうどLEDの電球を最初に買う時は高いけど長く使えるものだから、みんな購入するんじゃないかなと思いますよ。
担当:森下からのコメント
IQueインテリジェンスフィルムの保証期間は、施工後10年間です。 これは通常の遮熱フィルムの保証期間の2倍以上です。 フィルムとガラス面、フィルムスパッタリング金属層の剥離、ラミネーティング層の剥離等を保証いたします。 NASAも採用している断熱・遮熱技術、複合スパッタリング技術を使用し、世界最高水準の品質を保持していることに加えて、弊社が長年積み上げてきた技術とノウハウがあるからこそ、この長期保証を実現しています。 施工に携わるスタッフは専門の施工プログラムを習得したエキスパートのみです。


― なるほど。長期的なメリットですね。他にもIQueを選ばれた理由があれば教えてください。
谷さま:
THK様会社建物外観1階の事務所は網入りガラスだったことですね。 他社メーカーからも網入りガラスにフィルムを貼ると割れてしまうと言うことを聞いていました。フィルムを貼ってガラスが割れてしまっては意味がないですからね。 でもIQueフィルムはメーカーに熱割れ計算をしてもらったけど大丈夫でした。 実は僕はバケ学をしていましたし、精密機械を扱っているから会社だからフィルムの素材についても多少のことは分かるんです。 熱割れしないノウハウはスパッタリングですよね。しかも、特殊なレアメタルを含んだものを最大10層まで重ねているみたいですが、普通なら屈折率の関係で暗くなります。
さすが世界的に名の通ったメーカーですよね。

一階の網入りガラス。熱吸収型フィルムを貼り付けると主に冬場に熱ワレを起こす危険がある →
担当:森下からのコメント
ガラスが直射日光を受けると、日射熱によってあたためられた部分が膨張します。 一方、ガラス四隅のサッシに埋め込められた部分や影の部分はあまり温度が上昇しません。あたためられた部分がしだいに膨張していくのに対し、周辺部や影の部分にはあまり変化がないので、その温度差により引張応力が発生します。
そのガラスのエッジ部の許容強度を越える引張応力が発生すると熱割れが起こります。 熱割れは、特に夏場よりも冬の晴れた日の午前中に起こりやすくなります。サッシ周辺が冷え切っているのにガラス面は日射を十分に受けて急激に温度が上昇しますので、大きな温度差が生じて熱応力も大きくなるからです。


4.施工後の感想と今後について
― 実際にフィルムを貼った後の感想をお聞かせください。
谷さま:
THK様会社建物外観
2階食堂の夏場はサウナのようだった
2階の食堂にも貼ってもらいましたが、夏の時期はガラス付近の金属部分は触れないくらい熱かったですが、解消されましたね。 また、朝一番に食堂に最初入る時は、サウナのようにモワァーとした空気を感じましたがそれが少なくなった印象ですね。
それでエアコンの効きの良くなり、去年の夏と比べると空調費を1/5ぐらいに抑えられましたね。 それに社員もフィルムが貼ってある事に全く気づかないほどの透明感も気に入ってます。












― 夏だけでなく冬場の対策は何か考えておられますか。
谷さま:
環境省からの指示で冬場の暖房の節電も来ています。 本社からも冬季にかけてエアコンの設定温度の指示もきてるから、そのあたりをこれから打ち合わせしないといけないと考えています。
担当:森下からのコメント
IQueインテリジェンスフィルムの大きな特徴の一つにジリジリと暑さを感じる赤外線波長はカットし、ポカポカとさわやかな陽気を感じるその他の波長は室内に取り込んでくれるという特徴があります。 また、室内で暖められた空気が室外に放出されるのを防ぐ効果もあり ます。これを「魔法瓶効果」と呼びます。 よって多くの方が心配されるような冬季には室内が寒くなってしまうということはありませんのでどうぞご安心ください!


― 最後に谷さまから見てIQueフィルムを紹介していただけますか。
谷さま:
THK様会社建物外観
夕暮れの時間帯だが景色がはっきり見える透明度
そうですね。僕はその独自性に惹かれました。網入りガラスでも貼れるって言うのは聞いたことがないですからね。その独自性は素晴らしいと思いますよ。
そして実際当社で貼ってみて、これだけの遮熱効果があるのに透明度がほとんど変わらない。それに、10年保証。検討中の方にはぜひお勧めしますよ。






















― 本日はお忙しい中、いろいろなお話ありがとうございました。
取材協力
■THK株式会社三重工場 (三重県松阪市丹生寺町平林1088番地)
http://www.thk.com/?q=jp/node/6682