お客様インタビュー 魚太郎株式会社 笠井輝昭さま

知多・半田で新鮮な魚介類の販売と飲食店の運営を行っている魚太郎株式会社さまは、2013年の夏に断熱フィルム(IQueフィルム)の施工を行いました。
企画開発を担当されている笠井輝昭さまに、断熱フィルム導入の経緯や施工の感想などについて詳しくお話を伺いました。

【施工場所】
知多市 魚太郎 1階入り口(フィルムタイプ:SS800/73)、2階事務所(フィルムタイプ:IQue73FG)
半田市 魚太郎蔵のまち 1階カフェ、2階座敷(フィルムタイプ:IQue73FG)
<目 次>
  1. 魚太郎さまについて
  2. エアコンが効かず、暑さ対策が必要になった
  3. 価格が高くても、その品質を聞いて十分に納得できた
  4. 10年間の保証について
  5. 営業に支障が出ない時間帯に施工
  6. 新しく店を出すなら、最初から断熱フィルムを導入する
1.魚太郎さまについて
― 本日はよろしくお願いします。
まず、魚太郎さまについて教えてください。
笠井さま:
知多の『魚太郎』では、鮮魚をはじめとする海産物の小売販売と、『市場食堂』、『浜焼きバーベキュー』などの飲食店を営業しています。昔からの魚屋ですので、知多半島の4つの漁港のセリ権を持っているんです。だから、水揚げされたばかりの新鮮な魚を直接買い付けて、お値打ちに店頭に並べることができるんです。
それから、半田市に『魚太郎・蔵のまち』があります。こちらでは、食事処の他に、カフェも併設しています。
また、(2013年)11月下旬には、岐阜県可児市の湯の華アイランド内の産直市場で鮮魚の販売を始めます。今後も、もっと多くの方に知多の新鮮でおいしい魚を味わって頂けるよう頑張っているところです。
― ウエラ名古屋の断熱フィルム(IQueフィルム)の施工をしたのはどちらですか?
笠井さま:
魚太郎(知多)は、1階の店舗入り口と2階事務所。
蔵のまち店(半田)は1階のカフェと2階の座敷です。
2.エアコンが効かず、暑さ対策が必要になった
― 断熱フィルムを貼ろうと考えたきっかけは何ですか?
笠井さま:
魚太郎さま2階事務所蔵のまち店の店長から、2階にある座敷がエアコンを入れても室内が涼しくならず、暑さがひどいから改善したいと要望があったんです。お客様が食事をする場所なので、早急に手を打たなくてはいけないと考えていました。
それと同じくらいのタイミングで、会社の期末に合わせて必要な場所を修繕する計画が出ました。
魚太郎の事務所も夏場はパソコンが壊れてしまうほどの暑さだったので、この機会に暑さ対策についても提案することにしました。
― 暑さ対策としてどのような方法を考えましたか?
笠井さま:
蔵のまち店 お客様が入る場所なので、蔵のまち店の対策を一番に考えました。
方法としては、大きく2つの案が出ました。
ひとつは、冷気を増やして室内を涼しくする方法です。
この方法として、エアコンを増設することを考えました。しかし、蔵のまち店はオール電化でキュービクル(変電設備)の対応量に限界があるため簡単に増設を決めることはできませんでした。

そこで、別案として考えたもうひとつの方法が、今の冷気を最大限有効に活かせるようにするにはどうすればいいのか?ということです。
そして、室温を上げる原因が何か?と考えて行きついたのが大きな窓でした。日差しを防げば、室温の上昇も抑えられます。それで、カーテンを取り付けようか、外側に日よけを設置しようか、などの案が挙がりました。
― カーテンや日よけの案を採用しなかったのは何故ですか?
笠井さま:
外観的な問題です。
店舗としては、外観の雰囲気が変わってしまうことはネックだと感じました。それに、室内も暗くなってしまいますから。

それで、断熱フィルムはどうだろう?という話になったんです。
浅い知識ですが、“断熱フィルムは、コストはかかるけど効果がある”ということを知っていたので。それで、一度見積りを取ってみることにしたんです。
3.価格が高くても、その品質を聞いて十分に納得できた
― 見積りはどのように取りましたか?
笠井さま:
スタッフが何人かで探しました。地元のガラス屋さんに聞いたりもしたようです。
僕は、インターネットで調べている中でウエラ名古屋さんのことを知って、問い合わせをしました。
実は、ペアガラスのことも話題に出たんですが、施工の問題もあったので、こちらは結局見積りを取りませんでした。
― ウエラ名古屋の見積りを見て、価格にはどう感じましたか?
笠井さま:
ある程度、断熱フィルムの価格イメージは持っていたんですが、正直、高いと思いました。
― 価格が“高い”と感じたのに、ウエラ名古屋の断熱フィルムを採用しようと考えたのはなぜですか?
笠井さま:
蔵のまち店2階座敷 まずはデザイン性です。先ほども言ったように、外観に影響が出ない透明なものにしたかったんです。
それから、森下さんの人柄もあると思います。安い商品をいかに高く売るか、というのではなくて、専門の業者として良い商品を適正な価格で提供する、という姿勢が終始ぶれることがなくて信頼できました。
そして、一番は品質の良さです。
透明なフィルムに、必要なものは通してそれ以外を弾く加工をするには色んな技術を詰め込まなくちゃいけないですよね。たくさんの材料や技術が加えられれば、その分価格が高くなるのは当然です。説明を聞いて、本当にいい物なんだと理解できたので、価格についても納得することができました。

それに、蔵のまち店はお客様が過ごす場所ですから、中途半端なものを導入して結果が出ないなんて話にならないので、「一番いい物を入れよう」となったんです。
― 品質の良さを感じたのはどんなところでしたか?
笠井さま:
僕自身が、物理的な話や構造の話が大好きなので、森下さんが説明してくれる内容にすごく興味を持ったんです。レアメタルを使っているとか、熱反射とか丁寧に話をしてもらえました。話を聞いているうちに、それまで僕がイメージしていた断熱フィルムよりも良いものなんだろうと感じたんです。
社内で一番盛り上がったのは、「NASAで使っている技術らしいよ」ってことでした。「NASAと同じもの使ってみたいよね!」って。
それに、10年間の保証もついていると言われましたから。
4.10年間の保証について
― 10年保証がついていることで安心感がありましたか?
笠井さま:
断熱フィルムはそんなに簡単に破れたりする物じゃないだろうと思っていたので、10年保証ということはそれほど重視していませんでした。
ただ、それを堂々と言えるのは、商品に自信があるからだろうなという感じはしましたね。
担当:森下からのコメント
フィルムが破れることはめったにありませんが、品質の悪い断熱フィルムですと、ファブリングを起こすことがあります。太陽光が当たって、窓ガラスが熱を持つことで、貼り付けている糊が溶けてしまったり、気泡が出てしまったりするんです。
今回施工させていただいたIQueフィルムはそのような事が起きにくいフィルムなんです。それでも、万が一トラブルが発生した場合には、問題のフィルムを剥がして新たに貼り直しをします。
剥がしたフィルムは、本社に送って問題の原因を調査するんです。
例えば、専用の糊を使っていなくて問題が発生したなどという事も、全部分かるようになっているんです。
5.営業に支障が出ない時間帯に施工
― 魚太郎様の店舗入り口は、最初の暑さ対策の計画には入っていなかったようですが。
笠井さま:
店舗入り口の画像 森下さんから提案をしてもらいました。
こちらがオーダーした内容だけじゃなくて、何パターンの商品の説明してもらえて、色々と提案してくれたんです。入り口については、断熱性だけでなく防犯性も高いすごく良いフィルムがあるんだけど、今なら安くできるからって提案してもらったんです。
こちらから言ったことだけじゃなくて、他の角度からも提案をしてくれる姿勢に好感が持てました。
担当:森下からのコメント
入り口に使ったフィルムはものすごく品質の良い製品なんです。しかし、品質が良い分、価格も高くて日本では需要が少なかったんです。それで、メーカー側が在庫処分をするということで、通常の半額程で施工することができました。
人がよく通る場所ですし、外からも見える場所なので、防犯性の高いフィルムが適しているだろうと思い、提案させていただきました。
― 断熱フィルムの施工をするにあたって要望したことはありますか?
笠井さま:
施工の日時についてお願いをしました。
問い合わせをしたのが7月初旬で、その月の内に施工もしてもらいました。ちょうどウエラさんが忙しい時期だったようなんですが、タイトな日程にも関わらず、快く協力していただけて感謝しています。
それに、時間についても、こちらの営業時間を避けて施工してもらいました。社長の森下さん自ら現場に入ってましたし。本当に助かりました。
担当:森下からのコメント
普通、私は現場には入らないんですよ。
朝5時ごろからはじめましたが、8時半ごろまでに作業を終えなければ営業に支障が出てしまいますので、人海戦術をとることにしたんです。
― 施工後、何か問題はありましたか?
笠井さま:
施工直後は、掃除の方から気泡が目立つという報告がありました。
確かにその時は、遠目から見ても、モヤっとした感じが分かりましたね。
でも、事前に森下さんから、定着するまで少し時間がかかるという話を聞いていたので、少し様子を見ようという感じでした。2、3日は気にしていたんですけど、知らない間に気にならなくなりました。今では全く問題ありません。
― 断熱フィルム施工後の感想を教えてください。
笠井さま:
魚太郎1階の入り口については、出入りでドアの開閉があるので、暑さの変化はよく分からないんですが、防犯性についての説明をきちんと受けているのでで安心感があります。
2階の事務所は、間違いなく変わったという感じがしますね。数値を取って昨年と比較したわけではありませんが、他のスタッフに聞いても、涼しくなったと言っていました。
蔵のまち店のスタッフも「(体感温度が)変わるもんだね」って言っていましたよ。
人間の体は昨年の感覚をはっきり覚えているものではないので、劇的に変化を感じられるということではないんですが、ふと、「そういえば、快適になったな」と思うような感じです。
6.新しく店を出すなら、最初から断熱フィルムを導入する
― どのような方に断熱フィルムがお勧めだと思いますか?
笠井さま:
ランクの高いフィルムなので、個人のお宅や普通の飲食店だと、コスト面で難しいかもしれません。でも、企業や公共の場所には向いていると思います。

もしも僕が、新しく飲食店を開くとしたら、最初から、この断熱フィルムを貼ると思います。
実は、以前飲食店をやっていたんです。その時、南向きの大きな窓をどうしようか考えたんですが、コストを削ることだけを考えて、断熱フィルムを貼らなかったんです。そうしたら、夏は暑いし、冬は寒いしで貼らなかったことを後悔しました。
その経験があったからこそ、コスト面もリスク面も十分に考えた上で、今回、ウエラさんに断熱フィルムをお願いすることにしたんです。
― 最後に、ウエラ名古屋の対応や断熱フィルム品質など総合的に見て、点数を付けてください。
笠井さま:
マイナス点を付けるところは特にありませんでしたね。
強いてマイナスを挙げるとしたら、問い合わせのお返事がちょっと遅れたことくらいですね。
はじめてお会いしてお話をした時から、説明も施工も含めてすごくよくしていただけました。何度も足を運んでくれて、なんだか、断熱フィルムだけが接点だったという感じがしませんね。もっとそれ以上の関係があったような気がします。

でも、100点満点を付けるとその先の成長がなくなってしまうので、敢えて89点ということにしましょう。



笠井さま、お忙しい中、ありがとうございました。

魚太郎

取材協力

■網元直売 魚太郎
(愛知県知多郡美浜町豊丘字原子32-1)
http://www.uotaro.com/

■魚太郎・蔵のまち
(愛知県半田市中村町1-33-2)
http://www.uotaro.com/kuranomachi/index.html


※ 取材日時:2013年10月
※ 取材制作:カスタマワイズ